
仕事を知る
電車線工事ってどんな仕事? What kind of work?

電車線は、
電車の動力源。
電車は線路の上を走っていますが、その原動力は上空の「電線」から供給される電気です。パンタグラフが電線(トロリ線)をこすりながら進むのは、電力を取り込んでいるから。つまり、電線は鉄道の動力源を支える“生命線”とも言えるほど重要なものです。これらが正しく機能しなければ、どれだけ最新の車両でも動き出すことはできません。
日本を陰ながら支える仕事です














都市に暮らす人たちの通勤・通学、物流や観光など、日本の社会は鉄道網に支えられています。OCTエンジニアリングの仕事は、電車線の修繕などを通して鉄道インフラを“動かしつづける”こと。もし私たちの仕事が滞れば、電車が止まり、社会活動そのものが混乱してしまいます。目立たないけれど、なくてはならない。この誇りある使命感が、私たちのやりがいです。

終電から始発までが
私たちの舞台。
私たちの現場が動き出すのは、街が眠りについたあと。電車が止まる終電から始発までの数時間が、電車線工事を行う貴重なタイミングです。その限られた時間で、安全を確保し、正確に作業をやりきる集中力が、この仕事には求められます。時間との勝負、緊張感の中をチームみんなで乗り越える。朝、何事もなかったかのように電車が動き出す瞬間は格別の喜びです。
1日の仕事の流れ


業務開始
お昼頃に出社します。
車やバイクなど、
通勤手段は自由です。


総合点呼・準備作業
当夜作業のため、
工具や材料の準備、
打合せを行います。


準備作業終了
準備が終わったら帰宅し、
夜間作業に備えて休息です。


事務所集合・出発
深夜に出社します。
事務所から車で
現場へ向かいます。


現地到着・
作業前打合せ
現場に着いたら、
準備作業や最終の
打合せを行います。


作業開始
終電が過ぎ去った後、
正確・迅速・安全第一で
作業します。


作業終了・終了報告
工事が完了したことを
確認し、帰社した後に
帰宅します。
主な業務内容

電車線の張替え
電線には高圧の電気が流れているため、工事区間の電気を止め、感電防止対策を徹底。軌陸車というレール上を走行できる特別な車両に乗り込み、高所作業における墜落防止に万全を期して作業を行います。

電柱やビームの設置
地面を走っているケーブルに注意しながら穴を掘り、電柱を立てていきます。大きなものはクレーンを使うこともあります。工事区間のそばを電車が走行する場合もありますので、細心の注意を払います。

軌陸車やクレーンの運転
中型免許の取得や専用講習などを受けた後、軌陸車を運転できるようになります。安全面からも一定の現場経験が必要です。クレーンについても同様に資格が必要となります。

災害対応
木が倒れて電線が切れてしまった、地震が起きて電柱が曲がってしまった際などの災害時には速やかに復旧対応を行います。また、台風の接近時は自宅や現場、変電所で待機し、緊急時に備えます。
未経験からでも活躍できる理由
首都圏4,000万人の足を陰ながら支える専門性の高い仕事ですが、
当社では学歴や職務経験に関わらず門戸を広く開いています。
01 ゼロから学べる教育体制
入社後はまず、元請け企業による安全研修(新規入場教育)を受講。その後は自社に戻り工具や作業の基本を学ぶ座学・実技指導を経て、現場へ安心して入ることができます。OJT研修では模擬設備を使って基本動作を練習できるため、未経験でも段階的に成長できます。

02 チーム制&必ず先輩がつく安心感
作業は必ず複数人のチームで行動。現場では「絶対に一人にしない」方針を徹底しており、先輩たちが手取り足取りでサポートします。道具の使い方から動線の安全確認まで、実際に隣で教えてくれる環境だからこそ、現場初心者でも安心して仕事を始められます。

03 資格取得は会社が全額支援
業務に必要な資格はすべて会社が受講費用を全額負担。まずは列車見張員からスタートし、軌陸車や工事技能検定などを取得し、5年ほどで現場を任されるプロへと成長可能です。必要なのは“やる気”だけ。努力すれば着実にステップアップできます。

Staff
人を知る
空の下で技術を磨く人たち。


